これが我が家の指導法!
わが子にバスケットがうまくなってもらいたい!
簡単です。このすべての条件をクリアしてください。いや、5個でもいいのでクリアしてみてください。そこいらのミニバスであれば、同級生の中でトップクラスになることが可能でしょう。
▼長男ナトの練習の成果↓↓
では、順番に解説していきますね。
0、楽しく(大前提の心構え!)
小さい子供ほど「楽しく」というのは重要なポイントになってくる。
そして、楽しければ楽しいほど積極的に前のめりな姿勢で取り組むようになるでしょう。
しかし、これほど難しいものはないのではないか…とも思っています。なぜなら、ただ楽しく練習をしても、そこに成長の要素がなければほとんど上達しないからです。
重要なポイントとしては楽しく練習をしながら、ちょっと難しいことを気付かれないように取り入れる…次はこんなことしてみようぜ!ってね。
あと、どうしてそれが必要なのか…を子供が理解できるように、そのシチュエーションと体験談をセットにして説明をする。私自身の経験や子供の練習での経験を引っ張り出してきてよりリアルに臨場感たっぷりに伝えるわけです。
そうすることで、子供もしっかりとシチュエーションを考えて楽しく練習をするようになります。
もし、日ごろコーンなどを置いてドリブル練習をしているなら、あなたがコーンの代わりになってあげるのも、ものすごく効果的です。これの効果は計り知れませんよ。なにより子供が楽しそうに練習をします。
しっかりフェイクができていれば、フェイクにかかってあげる、フェイクが甘ければ、どうすればさらに良くなるかを説明してあげる。
” 顔の向き、体の向き、膝の方向、視線の向き “ など、フェイクの時に重要なポイントをひとつずつ修正していくのです。
時に感情的になってしまい怒ってしまうこともあるでしょう。
正直、私も怒ってしまうことがあります…怒って無理やり練習をやらす、それで上達する子もいるとは思いますが、それがベストとは思っていません。
だから、怒ってしまったあとは反省してます。
「じゃあ、おこらなければいいのでは?」と思うのですが、人間だもの、気持ちが入ってしまい怒ってしまうこともある…だから常に考え意識する必要があるのです。
その子にとって、それがベストなのか?
怒ってしまったものはしょうがない…重要なのはその後です。私たちができることはただひとつ! ” その子にとってそれがベストなのか “ これだけなのです。
1、ほめる
これはすごく大事、とくに低学年であればあるほどしっかりとほめる必要があると実感しています。なんでもかんでも、馬鹿みたいにほめろ!とは言いませんが、良いところはしっかりと見て、気付いてあげてほめてあげてください。
子供たちが嬉しそうに練習をしている姿を見るのは、こちらからしても元気がもらえるのでいいことしかありません。
“ほめる” というアクションは子供からしたら “ちゃんと見てくれている” という風に感じるのでしょう。練習中の子供をよく見ているとわかるのですが、チラチラこちらのことを見ているんです。
こちらからすると「集中して練習しろ!」と思ったりもするけど、そこはぐっとこらえて、親指を立ててニコッ!としてあげましょう。嬉しそうにニコニコ顔で、バリバリ練習をしだすから。ただし、集中してないときはコラッ!みたいな顔をした方がいいですね。甘えからは何も生まれないから。
2、丁寧に伝える
本当にうまくなってほしいのなら、わかりやすく丁寧にどういうことを目的として練習しているか、をわかるように教える必要がある。はっきりいってうまくならないプレイヤーはすべてが適当になっている。
適当にならないためには、わかりやすく丁寧に伝える必要があるのです。どうしてこの練習をする必要があるのか?をきちんと理解してもらってから練習に取り組んでもらう必要があるのです。
しかし、一人の指導者が個別で一人ひとりみることは厳しいので、どうしても個人差がでてしまうんです。これはもうしょうがないことといえます。それこそ、個人のやる気にゆだねるしかないのかもしれません。
視点を変えると、しっかりと一人の子供だけを見て、きちんと丁寧に教えてあげれば、格段に上達スピードは上がるのは間違いありません。もし、あなたがお子さんにうまくなってもらいたいのであれば、あなた自身が丁寧に教えてあげればよいのです。
それが無理なのであれば、金額はある程度必要になりますが個人レッスンなどもあるので探してみるといいでしょう。意外といろいろなサービスがあります。子供の上達のためにも、きちんと丁寧にどういう目的で練習をしているのか…を伝えてあげてください。驚くほど上達しますよ。
3、短時間で集中して教える
だらだら練習をしてしまうのは、はっきり言って無駄でしかありません。たしかに、若干の体力面の向上はあるのかもしれませんが、だらだら練習をしてもバスケットはうまくならないのです。やるなら短時間で集中していろいろなことをした方が上達スピードは上がるでしょう。
というか一つのことをずっとやり続けない、というのがポイントになってきます。特に低学年になればなるほど、同じ練習をしていると飽きてしまう傾向にあります。つまり、集中力が続かないのです。
なので、3つでも4つでもいいので循環を考えて短時間で集中して練習をした方が圧倒的に身に付きます。これは私もよく子供にしてしまうミスで、どうしてもあと少しでできそうな時など、しつこく同じ練習を要求してしまうことがあります。
この時の子供の集中力のなさは半端ないです。結局、こちらもイライラしてしまい、子供もテンションが下がってしまい、お互いにいいことがないのです。なので、いくつかのメニューを飽きないようにローテーションしながら、短時間で集中して練習をするということを心がけてみるとよいでしょう。
4、常にちょっとした試練を与える
これとても重要です。もうめちゃくちゃ重要です。これなくしてバスケットの上達はあり得ない、といっても過言ではないでしょう。というぐらい “ちょっとした試練を与える” というのは上達するために重要な要素です。
ここで大事なポイントをひとつあげておきます。この “ちょっとした試練” というのは個人個人によって違う、ということを理解しておく必要があります。
そりゃそうですよね。上手な子にとっては簡単なプレーでも、下手な子にしてみれば難しいのですから。ドリブルが得意な子にしてみれば簡単なことでも、ドリブルが下手な子からしたら難しいのです。
このことをしっかりと理解して、その子にとってより良い負荷を与えることができるような “ちょっとした試練” を考える必要があるのだ。
上達が早い子供と、上達が遅い子供の差って実はここにあるんじゃないかと。上達が早い子供はできないことを積極的に練習してできるようになる。一方で、上達が遅い子供は言われたことはやるけど、ただ考えることなくやっているだけなのです。
だから、吸収スピードも遅いし、上達スピードも遅くなってしまうのです。ただし、無理な試練を与えるのはマイナス効果になるのでやめておきましょう。大事なのはその子供にとって適切な負荷となる “ちょっとした試練” を与えることです。
5、考えるクセをつける
何も考えずにする練習に成長などないのである。
何かを考え、今までとは違うことをすることで、はじめて成長することができる。私はそう思っています。
だから、ちびっこ勇者にも常に “考えるのだ” と言っている。そして、私も常に考えています…なぜできないのか、どうすればもっと良くなるのか、もっとこうした方がいいんじゃないか…と。
常に考える思考を持ちましょう…難しいけど。
といっても、いきなり「ただ考えろ!」と言っても子供は理解できないので注意が必要です。きちんと “考える” ということがどういうことなのかを説明してあげることからはじめましょう。
6、環境を整える
人は環境で変わる。
小学校1年生と3年生、3年生と6年生、中学1年生と3年生、高校1年生と3年生、社会人1年目と主任、主任と課長、課長と部長…etc
このほかにも、強豪校に入学、自宅で練習できる環境がある、個人レッスンを受ける、常にうまい人と練習をする、常に下手な人と練習をする、オリンピックを目指す環境がある、プロを目指す環境がある…など、環境と言っても様々なものがあります。
分かりやすいところで例えるなら、学校などは強制的に環境が変わることで、立場というか立ち位置が変わり、行動も変わりますよね。
これは、もう学年が上がるごとに強制的に立場が変わり、ふるまいも変わるわけです。
社会人になっても同じで、入る会社が違えは価値観も違うし、中間管理職になれば自動的に管理する思考を持つようになります。そして、その立場の仕事ができるようになります。
” バスケットボールが上達する、うまくなる “ というのも同じで、環境が変われば確実に実力も変わるのです。
なぜなら、実力が変わらなければ、その環境にいることができないから。
市の強豪校、県の強豪校、全国大会常連の強豪校、アメリカの強豪校、といろいろな環境があるけど、基本的な基準値は環境で決まってしまうと考えていいでしょう。
県でベスト4を目指している学校と、全国大会優勝を目指している学校ではモチベーションも違うし、練習内容も違うし、集まってくる生徒も違う。その結果、その環境にいるだけで、上達する早さも変わってきます。
このような理由から、プロになりたい人は、そうなるための環境を選ぶのです。もしくは、まわりが強制的にそのような環境を作ってしまうわけです。
そこから、さらに努力した人、考えた人、丁寧にやった人が目指す場所にたどり着けると私は思っています。
もちろん、生まれ持った才能もあるだろうし、環境がなくても努力と根性で目指す頂上にたどり着ける人もいるだろうけど、それは一部の特殊な才能を持った人の話。
まずは環境。環境で人が変わるのは間違いない。
だから、我が家もまずは環境を整えました⇒我が家の2階をバスケットの練習場にしてみた…
7、背中を見せる
ミニバス、中学校、高校の部活で、キャプテンがダラダラ練習をしていたらどうでしょう。
監督がダラダラしているのにむちゃくちゃ怒ってきたらどうでしょう。
親が毎日ゲームをして、お酒を飲んで、飲み会に行っているのに、
「もっと勉強しろ!!」
「もっと集中して練習しろ!」
「そんなんじゃ大人になってから大変だぞ!」
と言われたら……単純に、うざいですよね。
でも、しっかりと自分の行動を意識していないと、この誰がどう考えても “うざいこと “ を平気でやってしまいます。私も含め。
子供は親の背中、大人の背中、学校の友達、後輩、先輩、先生の背中を見て育ちます。
この中でも、飛び抜けて影響力があるのが親の背中です。(特に年齢が低い世代に)
親が常に学ぶ姿勢を持ち、常にあきらめず、新しいこと、困難なことにチャレンジしている姿を見せていれば、子供に何かを言った時…
“言葉の重みが変わるのです”
だから “私たち大人が、しっかりと生きている” というところを “大人も成長するために学んでいるんだぞ” というところを見せると「子供も勝手に育つ」そう私は思っています。
それが私の中での ” 背中を見せる ” です。子供は日々成長します。だから私も子供に負けないように日々成長することを楽しんでます。
8、天才として育てる
子供は天才です。なぜなら ” 学ぶ “ という視点から見ると、恐ろしいほど毎日いろいろなことを学ぶのですから。
大人になって、子供ほど日々成長をしている人を見たことがあるでしょうか…たぶん、多くはいないのではないかと思います。
だから ” 子供は天才の集団だ “ と私は考えているわけです。そして、我が家の子供たちも天才として育てています。
最近気づいたことですが、天才というものを特別視しすぎることで、子供の成長に壁を作っているのではないか、と思うことがあります。
- あいつは天才だからできる
- あいつは才能があるから
その決めつけが、子供の成長を止めてしまっているように私は思うのです。
そうやって ” できない理由を探しているだけ “ だと私は思うのです。
そんなことで、子供の成長をブロックしてしまうのはあまりにももったいないと思いませんか。
だから、私の子供達には親バカだから、とかではなく「お前は天才だからできる!」と言って育てています。
9、魔法の言葉
子供が集中して練習できない時や、ちょっと難しい課題にぶつかって諦めようとしている時にモチベーションを上げる魔法の言葉があります。
「NBAプレイヤーになるんじゃないの?」
この呪文を唱えると、ナトもロトも集中力がグンっと上がるのがわかります。それほど我が家の子供たちにとってこの一言は強烈な言葉なんです。
目指しているゴールによってこの魔法の言葉は変わってきますが、強くなるためにはとても重要な要素だと私は考えています。
いろいろ言う必要はないんです。本当に目指すべきゴールが明確になっているのであれば、それに関連したワードを言ってあげるだけで、十分効果があります。
ぜひ、お子さんと向き合って魔法の言葉を作ってみてください。
10、毎日考えて練習
大前提の話ですが、何も考えずに練習をしても、ほとんど成長しません…それこそ、5分の1も成長しないのではないかと思うほどです。
言い変えると、考えて練習することができれば “5倍成長する “ ってことです。まあ、5倍に根拠なんてないですけどね。それぐらい差があるってことを言いたいわけです。
・どうしてこの練習が必要なのか?
・なぜあいつはうまいのか?
・なぜあいつは点が取れるのか?
・なぜあいつはレギュラーなのか?
すべての事に理由があるのです。そして、そうなるために練習をすることで成長することができるのです。
考える=成長
これは間違いないことだと確信しているので、日々の練習の時、常に「どうしてこの練習をするのか?」「なぜこの練習が必要なのか?」を考え、5倍のスピードで成長してもらえたらうれしく思います。
11、失敗する練習をする
子供は失敗を極端に嫌がります。そうならないように声掛けするのもとても重要になると私は思っています。
失敗して怒ることもあるでしょうが、そればかりだと「失敗=怒られる」というイメージができてしまい、子供が挑戦しなくなってしまうことがあります。
失敗はするものです。
考えて、前向きに挑戦しての失敗であればほめてあげましょう。
失敗しないような無難な練習ばかりしていては成長スピードが落ちてしまうので注意が必要です。
我が家では「失敗は良いことだ!!」と口がすっぱくなるほど言っています。
13、ドリブル練習は周りを見ながら
14、1つ1つの練習を丁寧に!雑にしない。
15、常に相手(シチュエーション)を意識する
16、人のせいにしない(自己責任)
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素晴らしい‼
ありがとうございます^^
チビッ子勇者たちは日々成長しております。
うちの子供は小学生3年生ですが、勇者ナト君をライバル視していま練習頑張ってます!
動画見まくってますので、またあげてください!
おお!ナトにライバル出現!!
ライバルに負けないようにナトにも頑張るように言っておきます^^
また動画もどんどんアップしたいと思っておりますのでお楽しみに。
ただ、漠然とバスケが上手くなれ!と言っている気がしてバスケ未経験者ゆえ、ネットに教材を求めて辿り着きました!
高校生の息子がもっとバスケに集中できるようにマサテガさんのスピリットと姿勢を10年前に知っておきたかったです。
今は小2の末っ子と少しでもいいバスケをしたいと勉強中です。学ばせていただきます!
子供の成長は、どこに目標を置くのかでかなり変わってきます。
そして、その目標に対してどれだけ気持ちが入っているかもとても重要です。
家族でコミュニケーションを取りながらより良い成長に繋がればいいですね。
小2の末っ子さんがいるという事で、次男のロトと同い年…いつか対戦できればいいですね^^
お互い楽しく頑張りましょう!
上の子。は中学1年でバスケを始めたのが5年の終わり頃で、ミニバスでは、うまくても、親の主観が入り、練習や試合でも、1ピリがいいところで、教わってないこともあり、今苦労をしていて、下の子供は、小学4年で、試合などに出されなく、雑用ばかり、させられたり、毎日兄弟は、行っていても、扱いがひどくて困っています。
いろんなクラブの話を聞きますが、いろいろあるようですね。
でも、私たちができる事って、自分(子供達)が「成長する事」しかないと思ってます。
人は変えれないですからね。自分を変えるしかありません。
ひとつ、コーチがどうか考えているのか、を理解するのは大事かと思います。
試合に出るためには避けては通れませんからね^^
まずは、そこにフォーカスした成長を意識しつつ、自分が思う必要なポイントを伸ばしていく。
地道に基礎的な技術を伸ばすのもすごく重要です。
頑張って行きましょう!!
はじめまして。
1年からミニバス習っているのですが5年になり試合がたくさんあるようになりましたが、毎回ビデオ撮って帰って見るのですが走っているだけでボールも見ない、ディフェンスも片手間でやる気がないようにしか見えません。チームプレイだから一人やる気ないならコートに立つ資格なし!と怒ることが増えましたが一向に変わらずもうやめてしまえと言っちゃいました…他の子はグングン伸びてます。バスケ自体に興味がなくなったようにも見えます。友達とワイワイしてるだけみたいで…ついつい毎回イライラして怒鳴り散らかしてしまいます。
なにかゴールを設定することができれば成長すると思うんですが、どうでしょう?
もし、友達とワイワイするのが楽しい、というだけでバスケをしているのであれば、やる気をだしてもらうのは大変かもですね。
結局、本人がどうしたいか、が重要になるので、なにか行動したくなるような動機が欲しいですね。
どうやったら人一倍頑張ってドリブルを強くしたり、
シュートが確実に入りますか?
私の場合は一緒にやったり、目標を持つように言ってます。
何歳かにもよりますが、低学年の子供に一人で頑張れ!っと言っても
なかなか難しいというのが正直なところです。
シュートは日々の地道な練習の積み上げが重要で、
フォームの改善やいい姿勢で反復して練習することかなと思ってます。