レッグスルーが難しくてできない!!
下級生や初心者にとってレッグスルーは難しいスキルと言えるかもしれませんね。
でも、練習すれば絶対にできるようになります。なぜなら、私はちゃんと練習をしてレッグスルーができなかった人を見たことがないからです。
我が家の息子達もきちんと段階を踏んで練習したおかげで、次男は5才の時に、ちょっとだけレッグスルーができるようになりました。
最初レッグスルーをはじめた頃は二人とも「レッグスルーができない」と嘆いていたんですけどね。やればできるんです!
ここまでできるようになると後は早いものです。すぐに「歩いてレッグスルー」や「足入れ替えの連続レッグスルー」もできるように。
もう一度言いますが、重要なのは練習のやり方にあります。
やり方さえ間違っていなければ、下級生でも問題なくレッグスルーはできるようになります。
ちなみに我が家の長男と次男は、小1でレッグスルーができるようになったので、効果のほどは実証済みです。
レッグスルーができるようになれば、それだけでディフェンスを抜き去ることができるようになりますからね。絶対にマスターしちゃいましょう!!
それでは、この記事ではレッグスルー上達のコツや、練習方法、実戦での活用方法についてお伝えしていこうと思います。
この記事であなたにお伝えしたいこと
レッグスルー上達のコツはコレだ!!
それでは、まずはじめにレッグスルー上達のコツをひとつお伝えしておきます。
”後ろ足で床を蹴ることができる状態でレッグスルーをする”
これができていないと、いつまでたってもレッグスルーが実戦で役立つことはありません。
というのも、レッグスルーができていない選手を見てもらうとわかるのですが、そういう選手はレッグスルーをした瞬間に後ろ足が上がってしまっているんです。
後ろ足が上がってしまうという事は、レッグスルー後に床を蹴ってアタックできる状態にない…という事になります。
これだとレッグスルーの良さが全く活かされるません。なぜなら、レッグスルーの最大のポイントは、足を前に出した状態でボールをチェンジできる事にあるからです。
レッグスルーした後に、すぐ前方向にアタックできるからディフェンスの脅威になるんです。
そのために、やらないといけない事は、レッグスルーした後にしっかりと床を蹴れる状態を作ることです。これを意識するだけでレッグスルーは飛躍的に上達します。
ぜひ、意識してみてください。
レッグスルーができるようになる練習方法!
レッグスルーが早く上達したいなら練習をいくつかのステップに分解してやるのが一番です。
特に小学校の低学年の子供達にとって、レッグスルーは最初に直面する難しいスキルの1つなので、今から解説するステップにて練習に取り組んでもらえたらと思います。
難しいスキルも分解して練習することで確実にできるようになります。地道にコツコツ練習して少しずつステップアップしていきましょう。
その①|フロントチェンジ
まずはフロントチェンジができるかどうか…これがとても重要になってきます。
というのも、フロントチェンジを体の前ではなく、股の下で行うとレッグスルーになるからです。
つまり、そもそものフロントチェンジができないていない状態で、レッグスルーの練習をしても時間が掛かるだけでなかなかできるようにならないわけです。
逆にフロントチェンジが正しく行えているのであれば、あとはそのフロントチェンジを股の下で行えばいいだけなので、レッグスルーは意外と短時間でマスター出来てしまいます。
というわけで、まずはフロントチェンジができるようになりましょう。
その②|ボールを股の下を通してキャッチ
フロントチェンジができるよったら、次のステップに入ります。
いきなりレッグスルーを連続でするのではなく、まずは股の下を通してボールをキャッチしてみてください。
ボールを股の下に通してキャッチ、ボールを股の下に通してキャッチ…これがスムーズにできるようになるまで繰り返します。
ちゃんとボールを股下に通せるようにならないと、レッグスルーはできませんからね。
その③|少しずつ回数を増やす~ワンドリ入れる~
スムーズに股下を通してキャッチできるようになると、次はレッグスルーを1回してワンドリの練習です。
この時に意識してほしいのは姿勢です。しっかりとランジの姿勢を作ってレッグスルーをしてください。
いい姿勢で練習することはとても重要なので、しっかりと意識するようにしましょう。
レッグスルーを1回通してワンドリブルがミスなく出来るようになれば、レッグスルーの回数を2回に増やしてください。
そして、2回が簡単にできるようになれば、3回に増やしてみましょう。
3回が簡単にできるようになれば、もうワンドリブルをする必要はありません。連続で何回レッグスルーができるか挑戦してみましょう。
まずは、10回を目標に、30回、50回、100回と最高記録を伸ばしていきましょう。もちろんですが、右足前と左足前の両方で練習してくださいね。
歩きながらレッグスルーできるようになろう!
止まったままでレッグスルーができるようになったら、次は歩きながらレッグスルーをするための練習です。
この時に注意してほしいのは、「レッグスルー上達のコツ」でもお伝えした、後ろ足が上がらないようにすること。
レッグスルーができたとしても、後ろ足が上がってしまうと、アタックすることができない為、レッグスルーのメリットが最大限に活かせません。
せっかく大切な時間を使ってレッグスルーの練習に取り組むのです。しっかりと意識して、後ろ足で蹴ることができる状態でレッグスルーをするようにしましょう。
少しずつ回数を増やそう!
歩きながらレッグスルーをするからと言って何か難しいことをするわけじゃありません。
ステップとしては止まった状態の時と同じです。まずは、歩きながら1回レッグスルーをするたびにワンドリブル入れるようにしてください。
1回レッグスルーでワンドリブルがスムーズにできるようになれば、次は2回レッグスルーでワンドリブル、3回レッグスルーでワンドリブルと増やしていきましょう。
焦る必要はありません。しっかりと良い姿勢を意識して取り組んでください。
そして、3回レッグスルーにワンドリブルができるようになったら、連続で何回レッグスルーをしながら歩けるかに挑戦しましょう。
目標は体育館を1往復です。ほかにも、慣れてきたらいろいろな歩き方でレッグスルーができるように練習をしてみるのもいいですよ。
足入れ替えレッグスルー
はい、最後のステップがその場で足を入れ替えながらのレッグスルーになります。
このレッグスルーを ”良い姿勢” で確実にこなせるようになったら、とりあえず試合でレッグスルーが使えるスキルは身に付いたと思ってもらって構いません。
そう、この時も注意してもらいたいのは姿勢です。
下半身が不安定だったり、上半身がグラグラ、クネクネした状態で出来たとしてもそれはまだまだです。
しっかりと安定した状態で連続レッグスルーができるように練習に取り組んでください。
レッグスルーの使い方【実戦編】
レッグスルーの優れている点は、ディフェンスが近くにいてフロントチェンジができないような状況でも、足を前に出したままチェンジできることにあります。
加えて、チェンジ後に足が前に出ていることで、すぐにドライブに繋げることも可能となり、ディフェンスにとっては脅威となるスキルの一つと言えます。
カイリー・アービングやジェームス・ハーデンなど、NBAのトッププレイヤー達もレッグスルーを多用していますからね。これを使わない手はありません。
というわけで、ここでは、レッグスルーを使ってディフェンスを抜き去る方法を2つお伝えしていきます。
その①|レッグスルーからそのままドライブ
先ほどお伝えしたように、レッグスルーの最大の特徴は足を前に出した状態でチェンジできるという事です。
で、どうやって抜くのかですが、レッグスルーをした後、ほんの少し(0.5~1秒ほど)だけ止まって、そのまま真っすぐドライブ。
この「一瞬止まる」というのがポイントです。
ディフェンスにレッグスルーをして、ボールの位置を変えるだけ、と思ってもらう感じでレッグスルーをするんです。
すると、ディフェンスは真っすぐ来ると思わないので、直進のドライブに対して反応することが難しくなります。
結果、足が止まってしまい、ほとんど抵抗することなく抜くことができてしまうわけです。
重要なのはチェンジした時に「抜いてくる」というオーラを出さない事です。
「抜くぞ!抜くぞ!」という気持ちが前面に出てしまうとレッグスルーをした瞬間にディフェンスは止めにきてしまいますからね…オーラを消しましょう。
ディフェンスが雑な場合は、ほぼ間違いなく抜けるのでぜひお試しください。
その②|キラークロスオーバー
これはティム・ハーダウェイという元NBAプレイヤーの得意技になるのですが、レッグスルーをした後にフロントチェンジをして抜くドリブルテクニックです。
先ほどその①でお伝えした、そのままドライブをした後に、このキラークロスオーバーを使うとディフェンスは面白いようにフェイントにかかってくれます。
だって、レッグスルーした後は真っすぐ来ると思ってますからね。
この時のポイントは、レッグスルーをした後にしっかりとボールを前に移動させて「まっすぐ抜くぞ!!」という圧をかけるところにあります。
その圧が強ければ強いほど、ディフェンスは直進を止めにきます…..その瞬間にフロントチェンジをすることで、華麗に抜き去ることができるというわけです。
この2つの技はセットで使える技なので、おすすめですよ。
1on1などで試して、タイミングを掴んでから試合でバシバシ使えるようになりましょう。
そのほかにも、レッグスルーはあらゆるドリブルテクニックと組み合わせることができるので、どんどん新技を開発してくださいね。