「センスがあるね!」って言われたい!!
もし、そう願っているとしたら…大丈夫です。誰でもなれるから。
はっきり言いますが、センスなんて誰でも身に付けることができてしまいます。特にミニバス世代であれば、ほぼすべての子供がセンスを手に入れることができると私は思っています。
なぜなら、子供はみんな天才だからです。大人の凝り固まった価値観に洗脳されて成長するチャンスを逃してしまうのは本当にもったいない事です。
4年生の時にそんなにうまくなくても、6年生になった時に「あの子センスあるなあ…」って言われるようになるのは普通にあり得ます。
だって子供は天才だから!!
では、どうすればセンスがある子になれるのか?
その方法を今からお伝えしていこうと思います。これは言い換えれば小学生が上手くなる方法とも言えるかもしれません。
難しいと思う事もあるかもしれないけれど、それはあなたが勝手に作った価値観が決めたものです。
そんな価値観などぶっ壊して、純粋に成長することだけを考えてください。失敗したって死ぬわけじゃありません。やればできます。
ただし、先に言っときますが、楽して簡単に…というのは無理です。努力無くして成長はありません。
誰でもなれるけど、誰もがなれるわけではないという事です。
やるべきことを明確にして、よく考えて練習をする。
そして、それを継続していく…これが絶対条件です。
それさえできれば誰でもセンスがある子どもになれます。間違いありません。
それではレッツトライ!!
この記事であなたにお伝えしたいこと
センスがある子になるために重要な視点とは?

センスがない子がセンスを手に入れるためにしなくてはいけないことは、センスがある子と同じように動けるようになる 事です。
この時にまず重要になってくるのが ”自分を客観的に見る” そして ”よく観察する” です。
というのも、「センスがない」と言われる子供の多くは自分がどういう風に動いているのかわかっていません。だから、「こうした方がいいよ」とアドバイスをもらっても、どこを改善したらいいのかがわからないのです。
その点、センスがあると言われる子は、人と自分を比べることができます。つまり、自分より上手い子を見て、どこが違うのかに気づくことができるんです。
この「自分と何が違うのか…」ということに気づけるかどうか、はとても重要で、これが抜け落ちてしまうと頑張って練習をしても、ただ繰り返しているだけになってしまい上達に繋がっていきません。
自分がどう動いているのか?
上手い選手とどこが違うのか?
これを理解することができれば、あとは少しずつ違う部分を改善して同じように動けるために練習をすればいいだけです。
なので、まずはしっかりと自分を観察すること、そして、上手い選手と自分のどこが違うかを分析すること、これから始めてみてください。
私も含めですが、自分が思っている以上に動けていないことを自覚しないといけません。
姿勢が高い、頭が前に出すぎている、背中が曲がっている、しっかり地面が蹴れていない、ドリブルの突き方、など違いはたくさんあるはずです。細かく分析するために動画を撮るなどして違いを見つけてみましょう。
それでは、ちょっと前置きが長くなりましたが、ここからが本題です。
センスがある子とない子の違いとは?

大きく分けて違いは3つあります。
1、基本ができていない
2、運動神経がまだ良くない
3、イメージできない
この3つの違いを克服することができれば、センスがない子もセンスがある子の仲間入りと言えるでしょう。
基本ができてないと話にならない!!
これはとても重要なことで、「センスがある」っていうと何か特別なことをしなくてはいけないような気がしてしまうかもしれませんが、そうじゃないんです。
大事なのはしっかりと基本ができている事…これに尽きます。
むしろ、基本ができているからこそ応用の幅が広がり、様々なテクニックが扱えるようになるんです。
ちょっと思い出してほしいんですが、センスがある子って、ドリブルはできるし、シュートも上手じゃないですか?
これって、特別なことをしているわけじゃなくて、基本がしっかりしているからできる事なんです。
反対に、センスがないと言われる子は基本が全然できていません。
たしかに、子供にとって単調な基礎練ほど苦痛なことはないでしょう。むしろ、苦痛になる前にやめてしまうので苦痛ですらないのかもしれませんが…。
しかし、そんなこと言ってられません。基本はほんとに重要だからです。むしろ、基本ができていればそこからどんどん応用できるので、基本なくしてセンスあるプレーはあり得ません。
ドリブルの姿勢、体の使い方、強さ、種類、パス、シュートフォーム、いろいろな基本がありますが、まずは土台を整えるためにちょっとずつでもいいので、毎日継続して基本的な練習をしましょう。
その積み重ねが、後に、センスがある…と言われるプレーの土台となるのですから。

なぜ運動神経が良くなるのか?

生まれ持って運動神経がいい人なんて、それこそ、ほとんどいないのではないかと私は考えています。
では、なぜ運動神経が良い子は運動神経が良いのでしょう。
答えは簡単。人よりも考えながら、人よりも多く運動しているからです。
なぜ考えるのか…その答えは負けず嫌いだからです。人に負けたくないから考えて上手くなろうとするんです。
そうやって、人よりも考えて、人よりも多く運動するから、運動神経が良いと言われる子は運動が人よりもできるわけです。生まれた時から運動神経がいいわけではありません。
むしろ、同じところからスタートしてより多く運動と接することで人よりも上達したから運動神経が良い、という言われ方をしているだけだと思った方がいいでしょう。
一方で、運動ができないと言われる子供たちの多くは、負けても別にそこまでの感情が生まれません。だから、考えることもないし、そこまで運動を頑張ろうともしません。
そりゃそうです。運動に対してそこまでの感情がないんですから。
負けたくないから考えながら頑張る子と、そこまで強い思いがない状態で運動をしている子…差がついてしまうのは当然のことです。
だから割合として運動神経が良い子には負けず嫌いが多いんです。あなたの近くにもいませんか?負けず嫌いで運動神経が良い子が…。
あ、そうそう、まだいました。負けず嫌いじゃないけど運動神経の良い子供が…。
それは単純に運動が好きな子供です。もうお分かりかもしれませんが、そういう子供は、運動が好きだから考えながら練習をたくさんします。
言わなくても勝手に練習するし、言わなくても勝手に良さそうなものを見つけると真似をしようとします。
そりゃ上手くなりますよね。そういう人たちに追いつくためには同じ思考で物事を考える必要があります。
むしろ、考え方を変えて行動するだけで、今までよりもはるかに上達することができるようになるでしょう。
あなたはまだ運動神経が良くないだけです。
今から考えて行動すれば運動神経は良くなりますよ。
コーディネーション能力を向上させろ!!

コーディネーション能力というのは言い換えれば「運動神経」とも言えるのですが、運動神経を向上させるために、コーディネーショントレーニングはとても有効な手段と言えます。
コーディネーショントレーニングというと何か難しそうに聞こえるかもしれませんが、その本質はいろんな動きを行ってカラダ(脳)に刺激を与えることです。
キャッチボール、ラダートレーニング、ツーボールドリブル、テニスボールドリブル、リズムステップ、ほかにも種目の違うスポーツをするなど、様々な角度からカラダ(脳)により多くの刺激を与えることで、運動神経は向上していきます。
重要なのは一つの事を集中して行うのではなく、いろんな動きを取り入れてトレーニングするということがとても重要なんです。
最初は簡単なことからでいいので、いろんな動きを子供にさせてあげましょう。そこから、徐々にステップアップしていけば少しずつ運動神経は向上していきます。
なによりも大事なことは、半信半疑でもいいので「はじめること」です。
家の中でもできる事はあります。ゴムボールでキャッチボールをしてもいいでしょう。スピードの変化、投げる場所、右手、左手、ちょっと工夫をすることでいろいろな刺激を与えることができます。
どうすれば新しい刺激を与えることができるのか?いろいろ考えてやってみてください。考えることも重要ですからね。
イメージ力を養おう!

想像力はとても大事です。イメージできない事は実現できませんからね。
人のプレーを観て、どうすればできるようになるかを考えましょう。ただ、見ているだけでは成長はありません。
どうすれば、自分ができるようになるかを考えるんです。そして、練習をする。
難しい事であれば、分解して簡単なことからやればいいんです。この時に基本ができていれば、すぐに真似できてしまうかもしれません。
だから、基本が重要なんです。スポーツをするうえで基本がしっかりできるということは、本当に大切なことです。
基本あっての応用ですからね。イメージして応用するわけです。ただ見ているだけではもったいないですよ。
常に、どうすればできるのか?を考えながら物事を見るクセを付けるようにしましょう。センスがある子は真似も上手ですからね。
「あんなことできない…」と思うのではなくて「どうすればできるんだろう…」という思考を身に付けましょう。
まとめ
やることは簡単です。
基本的な練習を継続して行い土台を構築し、運動神経を良くするためにいろいろな動き(刺激)をカラダ(脳)に与え、イメージ通りに体を動かせるようになる。
この流れをしっかりとマスターして、ひとつずつクリアしていってください。
大丈夫です。あなたはまだセンスがないだけです。これからセンスを良くすればいいんです。
これから運動神経を良くすればいいんです。どうです…簡単なことでしょ…楽じゃないけど。
