この記事ではHoop Dreams(フープドリームズ)から販売されている2本のDVDを実際に購入し「あぁ~見てよかった^^」というポイントをお伝えしたいと思います。
購入を検討している方にとって、参考になれば幸いです。
(※マサテガはバスケ関連のDVD・有料動画は20本以上購入して見ています)
あなたのベストシュートDVD forバスケットボール(選手・指導者用)
まずお伝えしたいのは、バスケをはじめて間もない初心者バスケットプレイヤーにとって、このDVDはとてもおすすめできるということです。
なぜなら、バスケが上達するうえで重要となる、基礎的な技術について丁寧にわかりやすく解説してくれているのでミニバスとか中学生とかは関係なく、理解しやすい内容となっているからです。
他にも、ミニバスの指導者や子供にバスケを教えたいという保護者の方にとっても、どういう風に指導したらよいのか…ということを学ぶのに役立つでしょう。
子供にバスケを教えるのはとても難しいものです。
このDVDの中で北口監督がどうやって子供たちに伝えているのか、というのはとても良い学びになると思いますよ。
この記事であなたにお伝えしたいこと
フープドリームスの監督 北口良平さんはどんな人?
学生時代(~社会人時代)はバスケットボール選手として、インカレ出場、国体選手などとして活躍。 高校の体育教師となってからは、バスケットボール部顧問として公立校としてはトップクラスの成績をあげる(大阪8位) しかし、自らの指導スタイル(昔ながらの選手を厳しく叱りながら育てるやり方)に限界と違和感を感じ 子供たちが自立して成長する伸ばし方、指導法に取り組み始める。
こちらの記事より引用
北口監督はもともとバスケットボールをしており、インカレ出場や国体選手にも選ばれているので、選手としての実績もあるプレイヤーでした。
プレイヤー引退後は高校の教師となり、大阪の高校で部活の顧問をされていたのだそうです。
部活の顧問だった高校では大阪で6位になったこともあり、インターハイ選手の育成や日本代表チームのエンデバー委員も担当したことがあるのだとか…なんかすごそうですね。
現在は高校は退職し、各地でメンタルに関する講演活動や地元の小学生のミニバスチームのヘッドコーチを務めておられます。
そんな北口監督の指導方針は ” 子供たちが自立して成長する伸ばし方を考えた指導法 ”
DVDやHoop Dreamsのyoutube動画を見ても、そういうことを意識して指導されているのがすごくわかります。
こちら3分07秒の短い動画ですが、このような形で保護者の親御さんにきちんと指導方針の説明会をしているのだそうです。お時間がある方はご覧ください。勉強になると思います。
子供達からしても、むやみやたらと怒られるのではなく、そういうことを意識したうえで指導してもらった方がより成長すると思いませんか。
私も子供達をほめる時はその事実をほめるのはもちろんですが、「あの練習をがんばったからできるようになったな」とプロセスをほめるようにしています。
このような指導方針の北口監督がヘッドコーチを務めているミニバスチームは週一回でのびのび教育にもかかわらず、出身の子供たちが市の選抜選手に選ばれているのだそうですよ。
100%怒らずに指導するのは難しいかもしれないですが、子供達の事を考えた指導を心がけたいものですね。私も含め^^
それでは北口監督のお話はこれぐらいにして、次は本題であるDVDがどうだったのか…について私の感想をお伝えしていきます。
小さくても世界で活躍するバスケットボール選手が身に付けている基本スキル&練習法(小学生中学生向け)
こちらは2015年にフープドリームスから販売された第一弾のDVD教材。
この第一弾のDVDはタイトルにもあるように、小学生と中学生の初心者バスケットプレイヤーのために作成されたDVDです。
内容は初心者には必須と言える、ドリブル、パス、シュートなど基礎的なスキルについての解説がメインですが、バスケ歴25年以上の私が見ても勉強になる内容がたくさんありました。
解説が丁寧だからミニバス上達DVDとしておすすめ!
このDVDは、バスケを始めたばかりの初心者プレイヤーに向けて作成しているということもあり、ひとつひとつのスキルをめちゃくちゃ丁寧に解説してくれています。
子供たちに興味をもって集中して聞いてもらうために、体験談を織り交ぜて解説したり、メンタル面についても言及しながら子供たちに寄り添った解説がされているんです。
よくある、ただスキルを教えるだけの動画ではないので、多くのことを学ぶことができるでしょう。
子供に集中して聞いてもらうために・・・
- なぜこのスキルが大事なのか?
- どうしてこういう動き方をするのか?
- このスキルができるようになるとどうなれるのか?
動画をみるとわかるのですが「なぜ?どうして?どうなれるから?」ということを丁寧に解説しているため、子供達も集中して話を聞いています。
この話し方はとても重要で、ミニバスで子供達にどうやって伝えたらいいのか困っている、という指導者の方にとってはすごく参考になると思います。
” 未来を想像してもらう ” というのはとても重要な視点ですからね。私も常にこの考えは忘れないようにしています。
6ドリブル・9パスという重要な概念
あまり詳細について書いてしまうのは問題があるかもしれないので、DVDの内容を細かく解説することはできませんが、6ドリブルや9パスの考え方はとても大事なポイントと言えます。
特に ” 6ドリブル ” については言われると当たり前の様に感じるかもしれませんが、常に意識することができるようになればドリブルの幅はかなり広がるのは間違いありません。
私もこのDVDを見て、すぐにナトに伝えましたし、ドリブルの指導をしている時も、常にこの意識を持つように声掛けしています。それぐらい重要な考え方を解説してくれています。
特別難しいスキルではないけど知っていないと使えませんからね。
” 6ドリブル ” という概念を知っているというのは、今後のバスケ人生においてとても重要になると考えています。
知っている、知っていない、で大きな差になると思いますよ。
中級者以上のプレイヤーには必要ない?
ここはちょっと難しい部分ではありますが、誰かを指導する立場にない中級者以上のプレイヤーにとっては、すごくおすすめのDVDとは言えないかもしれません。
なぜなら、基本的には初心者に向けたDVDだからです。ただし、基本的と言っても動画で解説されていることを完璧に実践できているプレイヤーは少ないように思います。
なので中級者であっても、勉強熱心なプレイヤーであれば学びになることは多くあると思うので、学びを深めるという視点で考えるなら、おすすめと言えます。
繰り返しになりますが、 ” 6ドリブル ” の概念は常に意識してもらいたいですからね。優秀なガードは確実に6ドリブルを実践しているので。
一方で…。
- 基準値を上げたい!
- より実戦的なスキルを学びたい!
- 1on1で抜くためのテクニックを知りたい!
という個人スキルのレベルアップを目的としている場合は、アメリカのプロコーチ「ギャノンベイカー」のDVD や 考えるバスケットの会の中川さんの動画教材の方が学びになると思います。
特に中川さんの「超実戦1on1」はすぐに試合で使える必殺スキルがいくつも解説されているので、当サイトでも超おすすめの動画教材として紹介させてもらっております。
あなたのベストシュートDVD forバスケットボール(選手・指導者用)
あなたのベストシュートDVD forバスケットボール(選手・指導者用)
Hoop Dreams(フープドリームズ)第二弾「シュート編」はどうやってシュートを打てばいいのかわからない選手に役立つのはもちろんですが、指導者にこそ手に取ってもらいたいDVDだと私は思っています。
というのも、シュートフォームについては様々な説があり、すべての人にとって「このフォームが100%正しいフォーム」という絶対的なものはない、と考えられているからです。
これはバスケットボールの最高峰であるNBAを見てもわかる通りです。
100%正しいシュートフォームというものが、もしあるとすれば、NBAプレイヤーの多くはそのシュートフォームでシュートを打っているはずです。
しかし、そうではないですよね。共通しているポイントはいくつかありますが、NBAプレイヤーによってシュートフォームは様々です。
正しいシュートフォームは人によって違う?
人によって、身長も違えば、体重も違います、関節の可動域も違えば、利き目も違います。
体の動かし方も同様に、人によって動きやすい動き方、動きにくい動き方は違ってきます。シュートフォームも同じです。
人によって「打ちやすいシュートフォーム、打ちにくいシュートフォーム」があるんです。
つまり人によって正しいシュートフォームは変わってくるという事が言えるわけです。
もし、ひとつのシュートフォームしか教えることができない指導者と、様々な角度・視点からシュートフォームを指導できる指導者がいたとしたら、どちらの方がいいと思いますか。
考えるまでもなく、後者の様々な角度・視点から指導できる指導者の方を選ぶと思います。
様々な角度から子供たちを指導できる指導者になるために!
この第二弾のDVDでは、これまで小学生・中学生・高校生・大学生など、数多くのバスケット選手の指導にあたってきた指導経験豊富な北口監督が、より良いシュートフォームを身に付けるためにどういう風に改善すべきか?ということを様々な視点から解説してくれています。
個性で変わる5つのポイントでは、個性によって子供たちのフォームは違ってくるということを言われています。
- 利き目とボールの位置
- ボールの持ち方
- 使う指の数
- 肘利き・手首利き
- 利き指
人によって体の動かし方には癖があり、同じようにシュートフォームにも「人によって打ちやすいフォーム、打ちにくいフォーム」は違ってくるのだとか。
たしかに子供によってフォームの癖というのは千差万別ですからね。
私自身も、このDVDを見るまではここまで多くの視点からフォームの分析をすることはできていませんでした。
しかし、このDVDを見たことで「これは癖だから修正しなくても問題ないだろう」という新たな視点から考えることができるようになったんです。
重要なのは、「100%このDVDの考え方が正しい」ということではなく、指導する時にいろいろな角度から説明できるようになるということです。
なぜなら、様々な角度・視点から指導することができるようになることで、子供たちに集中して練習に取り組んでもらえる可能性が高くなると私は思っているからです。
その結果、最も重要である ”子供の成長” につながると私は思っています。
子供の成長のためにも、様々な角度から指導できるというのはとても重要になってきます。そういう視点を得るためにもこのDVDはとても学びになる教材と言えるでしょう。
子供のシュートフォームをどうにかしたいとお悩みの保護者・指導者の方にはぜひ手に入れてもらいたいと思います。
新たな視点を学ぶことができると思いますよ。
あなたのベストシュートDVD forバスケットボール(選手・指導者用)
さらなるレベルアップを目指しているプレイヤーへ!
すごく長くなってしまいましたが、フープドリームズのDVDは多くのバスケットボールプレイヤーにとっておすすめです。
特に初心者や指導者の方に手に取ってもらいたいDVDだと私は思っています。
まずは、このDVDで土台となる基礎の部分をしっかりと強化し、次のステップに移るといいでしょう。
我が子にも、縄跳び・ラダートレーニング・基本のドリブル練習は可能な限り毎日やってもらうようにしています。
なぜなら、日々の基礎練習で土台を大きくしてもらいたいからです。土台が小さいと早い段階で成長が止まってしまうかもしれないですからね。
世界最高峰のリーグであるNBAプレイヤーでさえ基礎的な練習を毎日しているんです。
私たちが基礎的な練習をしないなどという事はありえません。大きな土台を作ってどんどん成長したいものですね。
大きな土台ができたら次のステップです。より高度なスキルを学び、得点力のあるプレイヤーになりましょう。
ギャノンベイカーのDVDや考えるバスケットの会の中川さんの動画教材などはかなりおすすめです。
こちらの記事にて紹介しているのでぜひご覧ください。もちろんトップにランクインしてます。