ビハインド・ザ・バックをマスターすれば
ディフェンスを簡単に抜けるようになるでしょう
なぜ、ビハインドザバックをマスターすれば簡単に抜くことができるのか…
それは、ビハインドザバックを使う選手が割合として少ないからです。
ちょっと、思い出してほしいのですが、ミニバスや中学校でビハインドドリブルを積極に使っている選手って意外と少ないと思いませんか?
私はもう20年以上バスケをしていますが、ビハインドザバックを積極的に、しかも適切なポイントで有効に使えている選手は多くてもチームに1人もしくは2人ぐらいです。
と言っても、ミニバスなんかでも使っている選手は少ないですがいたりします。そして、やはりというか、そういう子はビハインドザバックを使って、いともたやすくディフェンスを抜き去っているんです。
NBAで言えば、カイリー・アービング、ステフィン・カリー、ジャマール・クロフォードなど、多くのトッププレイヤーがビハインドザバックを多用しているというのに、なぜか使用頻度が少ないスキルとなっているのです。
こんな攻撃力の高いスキルを使わないなんて、はっきり言ってもったいないとしか言いようがありません。
というわけで、この記事を参考にビハインドザバックの基本を理解して、試合でバシバシ使ってもらえたらなあと思います。
この記事であなたにお伝えしたいこと
ビハインドザバックドリブルとは?
ビハインドザバックドリブルというのは、背後を通して逆方向の前側へボールを運ぶドリブルで、ディフェンスに取ってとても厄介なドリブルテクニックの一つです。
スキルの難易度としては少し高めではありますが、反復練習すれば誰でもマスターすることができるスキルです。
ビハインドザバックのやり方と上達のコツ
それでは、ビハインドザバックのやり方として重要なポイントを2つ。
この2つができていないと、なかなかビハインドザバックでディフェンスを抜き去ることができないかもしれません。
その①|進行方向へ圧をかける
ビハインドザバックでディフェンスを抜き去るためには、しっかりと 進行方向へ圧をかける 必要があります。
圧というのは、右から左へ抜くなら、フェイントとなる「右側に抜くor 進む」という姿勢の事を指します。
この圧が強ければ強いほどディフェンスはオーバー気味(被せ気味)にマークしてくるので、そのオーバーしてきたタイミングを見計らってビハインドで抜き去るわけです。
ビハインドが得意な選手はこの辺の駆け引きがとても上手です。
その②|ドリブルを突く位置
ビハインドザバックをする前のドリブルを突く位置は「体の横か少し前」で突くことを意識するようにしましょう。
なぜなら、先ほど圧についてお伝えしましたが、せっかく前に強い圧をかけたとしても、ドリブルを後ろで突いてしまうとビハインドが読まれてしまう可能性が上がるからです。
なので、圧をかけたうえで、ボールを横または少し体の前に落としてディフェンスがオーバー気味になるように仕向けるわけです。
そこで、もしオーバー気味に来なければ、そのまま直進すればいいですし、オーバーしてきた場合はビハインドをすれば、あっさりとディフェンスを抜くことができるでしょう。
この辺の圧やボールを突く位置は状況によって微妙に変わってくるので、トライ&エラーを繰り返しながら精度を上げていく必要があります。
その③|ビハインドの上達のコツ【応用編】
ビハインドはそれ単体でもディフェンスを抜き去ることができるテクニックではありますが、ほかのスキルと組み合わせる事でさらに攻撃力が増します。
組み合わせるスキルは、バックチェンジ、レッグスルー、インサイドアウトの3つがおススメです。
この組み合わせはかなり強力なのでぜひお試しいただけたらと思います。
まとめ
バックチェンジやビハインドザバックの様な体の後ろでボールを扱うスキルは難しそうに感じるかもしれませんが、繰り返し練習することで必ずマスターできます。
ディフェンスにとって、手の届かない場所でボールを扱われるのはとても嫌なものですよね。
そんなドリブルテクニックを覚えないなんてもったいないとしか言いようがありません。
ぜひビハインドドリブルをマスターして、ディフェンスを容赦なく抜き去ってもらえればと思います。