ジャンプ力を上げるのは簡単です。
特に、これまでジャンプトレーニングをしていなかった人であれば、大人、子供関係なく、ほぼ間違いなく数週間のトレーニングをするだけで、ジャンプ力は高くなるでしょう。
私には小5と小3の息子がいるのですが、ある簡単なジャンプ力アップトレーニングを1ヶ月実践しただけで、2~5センチほど高く跳べるようになりました。
やったのはいろいろなステップで全力でジャンプしただけ…あとはちょっとした環境作り。
海外ではどうか知りませんが、日本のミニバス世代でジャンプ力を上げるトレーニングをしている人は少ないと思います。
だから、ジャンプ力を上げるのは簡単だったりするんです。
ああ、そういえば、私の知っているチームに、ジャンプトレーニングを組み込んでるミニバスチームがひとつありますが、かなり効果があったとコーチが言ってました。

あなたは毎日、何回ぐらい全力でジャンプしてますか?
質問です。
あなたは日々の練習やトレーニング中に全力でジャンプしていますか?
たぶんですが、多くの人が全力でジャンプしていないと答えるんじゃないでしょうか・・・。

いや、リバウンドに跳ぶ時は全力で跳んでいる意識はあるでしょう。でも、それは敵と接触しながら跳んでいるため、私が言う全力ではなかったりします。
そこで、息子達にも聞いてみました。
「ナトとロトは今日の練習で何回全力で跳んだ?」と。
そこで返ってきた答えは……私の予想通りでした。
「え~、う~ん、どうやったかなあ~・・・・0回?」
そうなんです。全力で1回も跳んでないんです。
いや、決してダラダラ練習しているわけじゃないんですよ。ナトもロトも頑張って練習しています。
全力でドリブル練習するし、ダッシュだって全力で走ってます。
でも、全力で跳んでるかと言うと・・・答えはノーなんです。
神経系を鍛えないとジャンプ力は高くならない?
じゃあ、なぜ全力で跳ぶ必要があるのでしょうか。
その答えは神経系にあります。
筋力だけを強化してもジャンプ力は高くなりません。重要なのは身体操作の向上です。
だから、筋力ではなく、神経を鍛える必要があるんです。
例えばですが、100m走が速くなりたいのに、ずっと筋トレだけしてても足は速くなりません。
もちろん筋トレも必要ですが、まずは早く走るためのフォームが必要になってきます。そして、そのフォームで全力で走れるようにならないといけません。
これは、高く跳ぶ時にも同じことが言えるんです。
しっかりと、地面の反動を利用して下半身から上半身へ力を伝えて高く跳ぶ必要があるんです。
ただ、筋トレをしているだけではジャンプ力は高くなりません。と言ってもウェイトリフティングをしている選手は筋肉ムキムキですが、ジャンプ力が高いことで有名です。
競技の特性として、一瞬で何十キロもしくは、男百キロもある重量を肩付近まであげるので、筋力にプラスしてジャンプ力に必要な神経系も強化されるからです。
でも、小学生が高重量の重りを持ってトレーニングするのはナンセンスですよ(笑)
まずは、全力でジャンプをして、身体に「全力で跳ぶ」ということを教えてあげましょう。
ちなみに、私はジャンプアタックという書籍で、はじめて神経系を鍛えるという事を知りました。この書籍との出会いは私のバスケ人生にとってかなり大きいものと言えます。
トレーニングの根本が変わるきっかけとなったので・・・ぜひご覧ください。マイケルジョーダンが表紙に写っているジャンプアタックです。
息子達がたった1ヶ月で2~5センチもジャンプ力が上がったトレーニング方法
何も難しいことはやってません。やったことは単純に全力で跳ぶ回数を増やしただけ。
この動画で行っているメニューをできる時にやっただけ。
【ジャンプ力を上げるトレーニングメニュー】
◆両足ジャンプ(助走あり)
右足左足→右手タッチ×10回
右足左足→左手タッチ×10回
左足右足→右手タッチ×10回
左足右足→左手タッチ×10回
◆ランニングジャンプ(片足)
右足→左手タッチ×5回
左足→右手タッチ×5回
◆垂直跳び(助走無し)
両足で連続ジャンプ×10回
どうです。簡単ですよね。
別に、強制的に毎日やるという感じではなく、できる日はやろう!というスタンスでも十分に効果はあります。
回数もその時々です。このメニューを1セットすることもあれば、半分だけの日もあるし、2セットすることもあります。
このメニューはyoutubeチャンネル「シュン/サラリーマンがプロを目指してみた」さんの動画を参考にさせてもらいました。

意識するポイントは3つ
- 床の反発を利用して全力ジャンプ
- 腕をしっかり振り上げる
- 怪我をしないようにしっかり両足で着地する(超重要)
意識するのはこの3つ。
まずは、この3つをしっかり意識しながら、毎日、全力でジャンプしてみてください。

子供が全力で跳びたくなる環境作り
何もない空間に全力で跳ぶのってテンションが上がりませんよね。大人でもそう思うのに、子供ならなおさらです。
というわけで、子供が全力で跳びたくなるように、自宅の2階に紐をぶら下げてみました。

はい、こんな感じに全力で跳ばないと届かない長さに設定したヒモを天井にぶら下げてみました。
結果はと言うと、動画をご覧いただいたらわかる通り、何とも楽しそうに子供達はジャンプしています(笑)
もちろんですが、楽しく跳ぶだけじゃなく、ヒモの高さ設定がギリギリなので、常に全力で跳ばないといけません。
これはかなり効果的なので、家でジャンプトレーニングができるならぜひおすすめします。

1ヶ月で跳んだ回数と伸びたジャンプ力
ナト(小5):ジャンプ回数1184回→5.1cmアップ
ロト(小3):ジャンプ回数1405回→2.4cmアップ
どうです。すごくないですか?
たった1ヶ月ですよ。
しかも、毎日必ず跳んだ・・・というわけでもありません。それでもこんなに垂直跳びが高くなりました。
とりあえず、10~15cmくらいはこの方法で伸びるんじゃないかなあと思ってます(笑)
3ヶ月で跳んだ回数と伸びたジャンプ力
- ナト(小5)
1ヶ月目:1184回→5.3cmアップ↑↑
2か月目: 900回→0.8cmアップ↑↑
3ヶ月目:1197回→2.5cmアップ↑↑
成果:30cm→38.6cm - ロト(小3)
1ヶ月目:1405回→2.4cmアップ↑↑
2か月目: 850回→4.2cmアップ↑↑
3ヶ月目:1102回→0.3cmダウン↓↓
成果:22cm→28.3cm
※成果はスタート時との比較です。
成長に合わせてトレーニングメニューを追加していく
まだ我が家の息子達は小学生なので、とりあえずは自重で行う事ができるトレーニングを成長に合わせて追加していく予定です。
ウェイトトレーニングは身体的に成長してからですね。
もちろんですが、最終的なゴールはダンクです。
才能とかではなく、小学生から取り組んでいれば、将来ダンクをするのは可能だと思っています。
もし、ダンクできなくてもジャンプ力が高くなるというのは、武器になりますからね。
今はいろいろなトレーニングが無料で見ることができるので、そういう動画から良いものをピックアップして子供達に伝えていこうと思っています。
ちなみに、こちらの動画はかなり参考になります。
最も重要なポイントは全力で跳ぶことを習慣化する事!
これは、かなり重要だと考えています。
トレーニングメニューを継続して実践する…というのも重要ですが、結局何がしたいかと言うと「全力で高く跳ぶ」という事を習慣化し、日常的にジャンプ力アップできる環境を作りたいんです。
ダンクができる人、高く跳んでいる人の話や動画を見ていると、共通しているのが、練習中、もしくは練習後に人よりもジャンプしているという事。
結局、高く跳びたい、ダンクがしたい、と強く想い、跳び続けた人が高く跳べるんだろうなあ・・・。
もちろん、跳ぶための知識や筋トレなどのトレーニングも必要になってくるでしょう。
もし、やれることをすべてやって、最終的にダンクできなくてもいいじゃないですか。
大事なのはプロセスですからね。
その経験が今後の成長に繋がっていくと確信しています。

絶対にダンクができないといけない理由
なんでそんなに子供のダンクにこだわるのかって…答えはこのツイートにあります。
おい…見てるか谷沢…バスケットの国アメリカの、その空気を吸うだけでは高く跳べなかった男がここにもいる🤦🏻♂️🇺🇸@inouetake pic.twitter.com/HV3GYNFoZo
— 山本柊輔 (@shushu_1031) September 23, 2019
これはプロバスケットボールプレイヤーの山本柊輔選手が海外挑戦している時のツイートです。
たぶんですが、このダンクをしているメンバーは山本選手と競い合っているPGの選手達だと思います。
そして、驚愕なのが、その全員がダンクできるぐらいの身体能力を有しているということ。
我が家の息子達もNBAプレイヤー目指して日々トレーニングを積んでいます。ってことは、この中で自分をアピールし、競い合うわけです。
その時に、一人だけダンクできない…というのは、マイナスでしかないわけです。
(※山本選手をディスりたいわけではありません。本当に良い情報をシェアしていただき感謝しています)
むしろ、ダンクできるのが当たり前なのでしょう。
じゃあ、今から準備してダンクできるようになるしかない!!
幸いなことに、今のところ楽しくジャンプトレーニングをしているので、どうなるかすごく楽しみです。
このまま継続して、将来は豪快にダンクをしてもらいたいものですね。