ポケットドリブルというのは、ドリブルした時に腰の横あたりにグッとボールを引き込んで保持するドリブルです。
ポケットドリブルの主たる目的は ”保持時間の増加”
グッとボールを引き込むことでボールの保持時間を増やし、余裕をもってディフェンスの動きや周りの状況を確認することが可能となります。
由来は「ポケットにものをしまうような動作」というところからきているらしく、これからのバスケットボールにおいてかなり重要なスキルなので確実にマスターしましょう。
NBAプレイヤーはもちろん、海外では当たり前の様にポケットドリブルの練習をしています。
世界的にはスタンダードなテクニックと言えるので、しっかりマスターして時代に取り残されることが無いようにしたいですね…もちろん我が家のチビッ子達も絶賛練習中です!
今ではこんなにできるようになりましたよ^^
バスケ|ポケットドリブルの練習メニュー
それでは、ポケットドリブルをマスターするための練習方法を解説していきます。
まずは基本となるドリブルの仕方から始めていきましょう。次にステップ練習、それができるようになれば応用という流れになります。
ポケットドリブル練習|パワースタンス
記事を読んで理解を深めてから動画をご覧ください。
まずはパワースタンスの状態を作り、強くドリブルを突いた後にしっかりと脇腹の横あたりにボールを引き込む練習です。
この時に意識したいのは、しっかりと肩甲骨を引くことです。腕だけでボールを引くのではなく肩甲骨も使って大きく引けるようにしましょう。
そして、ドリブルは足の前か少し外側で可能な限り強く突くように意識してみてください…
(※注意)ボールを突くのは横ではなく前ですよ。
この前で突くドリブルが弱いとボールを引き込むことができないので、しっかりドリブルをしてくださいね。
流れとしては「前で強く突く→しっかりとボールを引き込む→前で強く突く・・・」この繰り返しになります。
ポケットドリブル練習|ステップ
次に、先ほどのパワースタンスからのポケットドリブルにステップを加えていきます。
ボールをポケットに引き込む時に、ボールがある側の足を前へ、ボールがない側の足を後ろへズラしてアタックできるスタンスを作ります。
そして、また、前にドリブルした時に、元のパワースタンスに戻ります。
これを繰り返し行うのですが、この時にしっかりとボールを引き込み、さらに前でドリブルする時は力強く行うようにしていきましょう。
もちろんですが、姿勢も重要になるので、しっかりと強いスタンスでステップが踏めるように意識する必要があります。
ドリブルがきちんと突けないと、ドリブル毎にステップを切り替えるのが難しくなるので、最初は苦労するかもしれませんが、強いドリブル、強い姿勢を意識して取り組んでみてください。
この動きができるようになれば基礎は完了です。
コーンを使ってポケットドリブルの練習をしよう!
それでは止まった状態での練習ができるようになったら次はコーンを使用して行うポケットドリブルの練習です。
基本的な考え方は同じで ”強いドリブル・肩甲骨を使って引き付ける・強いスタンス” を意識して取り組んでもらえたらと思います。
コーンドリブルの練習メニュー
コーンドリブルでは、より実戦に近づけるために、止まった状態と動きのあるメニューを紹介したいと思います。
ポケットドリブルをしている時にボールを扱っていない手(オフハンド)を下げた状態でするのではなく、しっかりとガードの位置に上げるよう意識しよう。
ガードの位置にあることで、ディフェンスからボールを守るのはもちろん、ドライブの時の姿勢にも影響が出てくる。
オフハンドの使い方もそうですが、なぜコーンドリブルが必要なのか…をしっかりと考えて取り組むことで、確実にドリブルのスキルがステップアップします。
失敗しても全然問題ありません。よく考え、全力でコーンドリブルに取り組んでみましょう。
止まった状態でポケットドリブル
2、ポケット→レッグスルー
3、ポケット→バックチェンジ
4、ポケット→レッグ→バック
5、ポケット→レッグ→バック×2
ポケットドリブル→ドライブの練習
2、ポケット→レッグスルー
3、ポケット→ビハインドザバック
4、ポケット→レッグ→バック
5、ポケット→レッグ→バック→ビハインド
ポケットからのドライブ練習では、しっかりとアタックできる姿勢を作る事です。
※アタックできる姿勢・・・足を縦にずらして(スプリットステップ)床を強く蹴れる姿勢を指す
また、ポケットからビハインドザバック、レッグからビハインドザバックをする時は、重心を振って(シフティング)ディフェンスをズラすことを意識しましょう。
ただ、ポケットをするだけでは、効果は半減してしまいますからね。しっかり揺さぶる動きを入れるようにしていきましょう。
ポケットドリブルのまとめ
ポケットドリブルはボールを引くだけの単純なテクニックではありますが、バスケをするうえで、かなりキモとなるドリブルスキルだと私は思っています。
ナト(当時 小4)もロト(当時 小2)も毎日の練習の成果もあり、実戦でも活用できるようになってきましたが、うまくボールが引けている時ほどプレーに余裕があるように感じます。
大げさではなく、ポケットドリブルをマスターすれば、プルアップシュート、ヘジテーション、ドライブ、ドリブルキープなど、すべてのドリブルを一つ上の段階へ引き上げることができるでしょう。
逆に言うと、スキルがあってもポケットドリブルが使えていないと、そこから伸び悩んでしまう…ということになりかねないわけです。
ポケットドリブルはそれぐらい重要度が高いドリブルテクニックと言えます。
ぜひ、練習に取り入れてマスターしていきましょう。